骨には密度があり、一般的に若い人の骨は密度(骨密度)が濃く硬さもしっかりとしているのですが、高齢者の場合は偏食による栄養失調や老化に伴って骨の密度がどんどん薄くなり、中はスカスカの状態へと変わってきます。こうなると骨はもろく折れやすくなってしまい、軽い衝撃や負荷でも簡単に怪我や骨折をしてしまうこともあります。
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骨粗しょう症は女性ホルモンとも関係していて、男性よりも女性に多く、特に閉経した中高年以上の女性の患者が増加する傾向にあります。
骨粗しょう症の症状としては、骨量の減少で椎体が変形していく為、背骨が曲がったり腰が曲がったりして身長が縮むことがあります。これに加え背中や腰の痛み、股関節の痛みが発生するようになります。また、転んだ拍子に手を付いただけで骨折してしまったり、それらが重なって介護が必要な状態になる恐れもあります。
骨粗しょう症の治療は、骨を形成するカルシウム(カルシウム製剤)と腸管がカルシウムを吸収しやすくする薬(活性型ビタミンD3)の服用、骨形成を助ける薬(ビタミンK2製剤やテリパラチド)の服用、骨吸収を抑制する薬(女性ホルモン製剤やカルシトニン)の服用などの薬物療法が一般的です。
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